真性包茎とは
平常時、勃起時共にペニスに被った包皮を自分で剥いて
亀頭を露出することができない状態をいいます。
勘違いしている方も多いと思いますが、自分の手などで包皮を
捲って亀頭を露出できる包茎は真性包茎とはいいません!
ペニスは先端部の亀頭と棒状の陰茎からなり、陰茎を包む皮膚は亀頭を覆う包皮となり、先端の包皮輪ないし包皮口から折り返しの部分を境に亀頭に接する内側の内板と普段空気に触れ露出している外板に分かれています。
真性包茎にもタイプがあります。
- この内板と外板の境である包皮輪または包皮口が狭く亀頭が露出できない場合を絞約型
- 包皮口がピアスの穴ほどしか開いていなく亀頭が露出できない場合をピンホール型
- 包皮内板が亀頭に癒着(くっついている)して亀頭が露出できない場合を癒着型といいます。
真性包茎の男性は亀頭が包皮に常に覆われている過保護な状態の為、亀頭の成長が阻害され、いわゆる先細りのペニスになりがちです。
個人差はありますが、通常生まれたばかりの乳幼児のペニスは癒着していて、生後1年〜3歳くらいまでに徐々に亀頭と包皮が剥がれて亀頭を露出できるようになります。
真性包茎で治療が必要な症例としては、ピンホール型で利尿障害がある場合や亀頭包皮炎、嵌頓包茎などがあります。
また、成人後も包皮が剥けず亀頭の露出ができないと診断される場合は病気(真性包茎)として保険適用治療の対象となります。
ようするに、健康保険を使って病院で包茎手術を受けることができます。
※通常、男性美容クリニックなどで包茎手術を受ける場合は自由診療の扱いになり実費で請求されます。
真性包茎のなりやすい病気
包皮炎
亀頭や包皮に炎症を起こす症状で赤くタダレたり、痒みが出たりします。
嵌頓包茎
包皮口が狭いのに、無理または不意に亀頭を露出させようとして、勃起してしまうと亀頭や陰茎が締め付けられうっ血状態になってしまうこと!
緊急時は救急車で運ばれることもあります。